真性寺

しんしょうじ

神社・仏閣

豊島区巣鴨3-21-21

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ろくじぞう みんななかよく しんしょうじ
英語
All of the Six Jizo in Shinshouji Temple are all on good terms.
中国語(簡体字)
六地藏菩萨  友好相处 真性寺
中国語(繁体字)
六地藏菩薩 友好相處 真性寺
韓国語
로쿠지조, 모두가 사이좋게 신쇼지
インドネシア語
6 vị Địa tạng bồ tát ở chùa Shinsho phù hộ mọi người hòa thuận vui vẻ

真性寺とは?

「江戸六地蔵」の一つとして知られています。開基(寺の始まり)は不明ですが、行基菩薩が開いたものと伝えられています。

記録によると今から400年前、元和元年(1615年)祐遍法印ゆうへんほういんにより中興ちゅうこう開基かいき(一度衰えたものを再建)が行われたとされています。

中興ちゅうこう再基さいきの後、第一世祐遍法印ゆうへんほういから第十九世龍譽りゅうよまでの間が江戸時代でした。

当時の主な街道だった中山道が門前にあったので諸国へ往来する人々でとてもにぎわったということです。

享保15年(1730年)には八代将軍吉宗よしむね公が狩りのために巣鴨大根だいこんはら(現在の巣鴨5丁目から西巣鴨4丁目辺り)にいらした時には当寺を御膳所ごぜんじょ(お休みなさる場所)とされ、御成門おなりもん(寺院などで貴人を迎えるために設けた門)が建立こんりゅうされたといわれています。

また、近くには染井という植木職の人が多い土地があったので、植木栽培も盛んで特に「巣鴨作り」という菊の季節には沢山の人が見物に訪れました。

眞性寺しんしょうじはいろいろなお参りの札所ふだしょにもなっており、「御府内八十八ヶ所」と

「江戸六地蔵参り」が現在でも続いています。

 

〇「江戸六地蔵」について

境内けいだいの左手に高さ2メートル68センチ、台座を含めると3メートル45センチのお地蔵様があります。この地蔵尊は深川の地蔵坊正元という方が造立を志したもので、真性寺しんしょうじの地蔵尊が完成したのは正徳4年9月(1714年)です。由緒については正元が難病をわずらった時に地蔵菩薩にご祈願したところ、たちまち全快したので感謝し多くの地蔵尊を造立ぞうりゅうしたということです。

そしてこれは江戸庶民からの寄進によって建立こんりゅうされたもので11,700名もの人々が寄付されたそうです。

しかし明治時代には火事に」見舞われて、長い間再建が出来なかった時期もありました。さらに昭和20年4月13日の東京大空襲によって全焼の被害にあいました。ご本尊の薬師やくし如来にょらいと江戸六地蔵などが被害をまぬかれたので、焼け跡から再建を目指しました。昭和51年には全ての工事が終了しましたが、その後も改良を重ね、平成15年、エレベーター完備の客殿庫裡きゃくでんくりが完成しました。

 

■出典-真性寺より提供のパンフレット

制作/ATELIER KIMURA

真性寺への行き方

・JR山手線・都営地下鉄三田線 巣鴨駅より徒歩3分